藍のお話し

天然藍での藍染は、インジゴという色素を含む植物を使って、青色~紺色を染めます。
古くより日本では、タデアイ(すくも藍)を使い、ヨーロッパではウォードという植物を使って、藍染していました。
インドではインドアイ(木藍)という植物から、インジゴを抽出し、沈殿、乾燥させたものを使って染めていました。
インド藍は、染料として優れていたので、各国に輸出され、産業としての日本のすくも藍やヨーロッパのウォードは、大きく衰退しました。
日本では、インド藍は江戸末期ごろより輸入され、明治中頃には年に700t以上も輸入していました。しかし、明治後半に合成染料のインジゴピュアーが使われるようになり、インド藍の生産は激減しました。現在でも、Gパンなどのブルーデニムの工業染色には、合成染料のインジゴピュアーが使われています。
発展途上国など、ハイドロ(藍染助剤)が入手困難な地域では、古くから合成染料のインジゴピュアーをアルカリ還元して顆粒状にした「インジゴ還元合成藍」が、天然の藍染染料と称して使われたりしています。
本物の天然藍であるインド藍やすくも藍は、現在では工芸的、または高級な藍染用として使われています。

田中直染料店紹介ページより引用

SlowSunLifeの藍染商品は現在、天然インド藍と徳島のタデ藍(すくも藍)を藍建てしていますので安心してご使用ください。
また、藍の自社栽培から藍染液の製作に向けてのビジョンも展開しております。
これからのSlowSunLifeにご期待ください。